+チームガイスト +TEAMGEIST
ドイツワールドカップで使用されているボール、+チームガイストを紹介したい。まず見て分か
るのが特徴的なデザインだ、よく見るとパネルの形状にそったデザインだという事が分かる。
それではこの特徴的な構造によって、ボールはどう変わったのか、またプレーに与える影響は
どうなるのかを探ってみる。チームガイストの特徴 特徴的なパネル 今までのボールは五角形と六角形の32枚のパネルの組み合わせの、切頂二十面体という構造だった。 これに対し、+チームガイストは6枚の2枚羽と8枚の3枚羽の14枚のパネルの組み合わせによって構 成されている。凹凸のないより正球体に近い形 黒い五角形のパネル12枚と白い六角形のパネル20枚で構成される パネルの接合 今までのボールはパーツごとに糸で縫い合わせていた。 +チームガイストは特殊な接着剤を「サーマルボンディング(熱接合)」という熱で溶かして 張り合わせる独自の製法で造られた。 サーマルボンディング技術は1999年から開発。「ユーロ2004」の公式試合球「ロテイロ」 で初めて採用された。 機械で生産できるサーマルボンディング製法は手作業の縫いボールに比べ、製品の個体差が出難く 精度が高いためボールが変わっても違和感無くボールを蹴ることができる。 均質なボール反発力 密封防水力の向上 天候にも左右されないパフォーマンスを実現。 織布の中間層に機械縫いとラミネーション技術を組み合わせた新カーカス構造を採用。 2.新カーカス構造 さらに正確性とパワーをアップ キック時の均一な反発性を実現。 デザインの磨耗を防止 ボールデザインのプリント後、ボール表面に特殊加工を施すアンダーグラスプリントをすることで、 表面デザインの磨耗を大幅に軽減しました。 チームガイスト:ドイツ語でチームスピリットの意。 従来のボールに比べ軽く、柔らかい FIFA APPROVED:FIFA承認球。FIFAが制定した検定規準をクリアした最高品質のボール。 JFA検定球。 【素材】 PU(人工皮革)製 パネルの繋ぎ目の減少によって、より球体に近くなった形になった より柔軟な感触と防水を実現するため、 ボールの弾力をほぼ均一化した事。 構造による効果 球体に近付いたため,蹴る位置による差が少なく,キックの精度が高まるそうです ボール全体の弾性を、ほぼ均一にすることに成 人工皮革製 プレイに与えるな影響 より正確なボールの移動。 公式球の標準小売価格は約1万5000円。 サッカー選手の声 「あれは悪夢のような代物だよ」「W杯が始まれば、多くのゴールが生まれるだろう。観衆はそれが 観たいのだからしようがないがないね」。米DCユナイテッドのGKトロイ・パーキンス。 MLSとアルゼンチンリーグは、この「+チームガイスト」 を公式戦で初期テストしていた2つのリーグだ。 「技術の進歩は決してGKにとって歓迎できるものではない。このボールはナックルボールのような動きをする。特に土や砂 、水の上では動きが予測できないんだ」NYレッドブルズのGKトニー・メオラ(米代表として100試合出場 「雨が降ったらGKにとってやっかいなボールだ。非常に滑りやすく、なおかつ空中では不規則な動き をする」ジュネーブで行われたドイツ代表合宿で じっくりと「+チームガイスト」を経験しドイツ代表正GKのイェンス・レーマン(アーセナル) 欧州チャンピオンズリーグでは、12月の公式球お披露目を経て決勝で「+チームガイスト」使用を発表。 さらにドイツ複数のクラブでも使用し始めている。(日本でも06年からJリーグで使用。 「このボールは私にはとても合ってい る。感触がいいんだ。GKにもフィールドプレーヤーにもパーフェクトなボールなんて存在しないことは わかってるけど、私にとってこのボールはパーフェクトに近いね」レッドブルズのMFユーリ・ジョルカエフ(元フランス代表)は 実は日本製? +チームガイストのメーカーはadidasだが、製造元はモルテン独adidasス社と共同開発 製造はタイで生産されている 全部機械生産なので高品質記事 ドイツでの売れ行き ドイツでも、このボールに注目が集まっている。ボン市内のスポーツ店「インタースポーツ」では 、普通の4倍以上の110ユーロ(約1万5000円)という定価にもかかわらず、2〜3週間 で20〜30個売れた。 水実験重さ 歴史 カーブ 空気抵抗 感想 フィーバーノバ日韓共催 フィーバーノバ日韓共催サッカー・ワールドカップが評判が悪い。 「まるで水球かバレーボールのようだ。軽くて空中での変化が大きく、軌道が予測できない」。イングラ ンド代表のゴールキーパー、ポール・ロビンソン選手(26)は7日、練習先のドイツのバーデン・バー デンで、守りづらい新しい試合球に注文をつけた。 ロビンソン選手は新しい試合球に慣れるため、1カ月以上、練習を続けてきた。その結論が「W杯ではス トライカー優位でキーパー泣かせ」。しかも試合球は表面がプラスチックのようで雨でぬれたときは最悪 だという。 メーカーについて ドイツの大手メーカー・アディダス社との共同開発は、2002年の日韓大会の1年も前から、極秘裏に始められた パネルの枚数は14枚。特殊な接着剤で張り合わせた結果、縫い目も消えた。 記事 その他 金色の決勝専用球がひときわ輝く。 |